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外来種アメリカカンザイシロアリの生態|被害の特徴や駆除・予防方法とは?

2021/08/11
アメリカカンザイシロアリが分布を拡大している!外来種の生態と対策

アメリカカンザイシロアリは、近年日本で被害が拡大している外来種のシロアリです。

アメリカカンザイシロアリは湿った環境を好む日本のシロアリとは異なり、乾燥した場所でも生きることができます。そのため、家の柱や窓の木枠、木製のピアノや机にまで被害が及ぶことがあるのです。さらにコロニーが小規模で被害が進むスピードが遅いため、目立った被害が出るまでに時間がかかり、早期発見が難しい特徴があります。

アメリカカンザイシロアリは、家に甚大な被害をもたらす害虫です。当記事を読んで少しでも思い当たる部分があったら、早めに業者に相談して適切に対処してもらってください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます

外来種アメリカカンザイシロアリの生態

アメリカカンザイシロアリはその名のとおり、乾いた木材に生息するアメリカ原産のシロアリです。もともとの分布地域は北アメリカの太平洋沿岸で、ヨーロッパ諸国でも猛威を振るい、建物だけでなく木製家具や楽器などへの被害も多いシロアリとして恐れられてきました。

日本のシロアリが湿った土壌を中心に生息している“土壌性シロアリ”であるのに対し、アメリカカンザイシロアリは“非土壌性シロアリ”といって木材の中に生息しています。

見た目や生態について、詳しく確認していきましょう。

外見的特徴

シロアリは組織で活動しており、階級ごとに異なる見た目をしています。生殖活動を担う王・女王アリを頂点に、羽アリ、羽アリの前段階であるニンフ、兵蟻(へいぎ)、職蟻(しょくぎ)とそれぞれに違った役割を担っているのです。

各階級のなかでも巣の外に出て活動し、見かける可能性の高い兵蟻・職蟻・羽アリの外見的特徴をご紹介します。

兵蟻 職蟻 羽アリ
アメリカカンザイシロアリ 兵蟻 アメリカカンザイシロアリ 職蟻 アメリカカンザイシロアリ 羽アリ
外敵からコロニーを守る兵隊アリ。
頭部が長方形に近い特徴的な形をしている。
体長は約10mmで、色は頭部が茶色っぽく、胴体は白っぽい。
エサ集めや卵の世話など、コロニーの維持に関わる仕事全般をおこなう働きアリ。
シロアリの種類による見た目の差があまりない。
体長は約7~8mmで、色は全体的に白っぽい。
新たな巣を作るために飛び立つ個体。繁殖が進んで個体数が増えた巣で発生する。
体長約7mmで、頭部が赤く胴体や羽は黒っぽい。

現在確認されている生息地域

アメリカカンザイシロアリが日本で初めて確認されたのは、1976年の東京です。家具や建築材料の輸入が盛んになるのとともに、アメリカカンザイシロアリの流入も急速に増加しました。

生息地域と侵入経路

現在はおもに関東よりも西の地域の都市部を中心に点々と生息しています。シロアリは暖かい環境を好むため、北海道などの気温が低い地域ではまだ生息が確認されていません。

ただし、近年は断熱性や気密性が高く冬でも暖かい住宅が増えているので、どこに住んでいても油断できない状況であるといえます。事実、原産国のアメリカでも、分布の北限は1月の平均気温が0度になるような地域です。

おもな侵入経路

アメリカカンザイシロアリのおもな侵入経路は、輸入家具や木材の搬入と羽アリの飛来です。

アメリカカンザイシロアリが住みついた家具やこん包材、住宅の建材などが輸入されることで、日本の住宅にも被害がもたらされました。食害が進んだ木材ならともかく、被害が表面化していない状態で気付くことは難しいため、輸入による侵入というのは今後も続いていくと考えられます。

そして、日本の住宅での繁殖に成功したアメリカカンザイシロアリは、羽アリとして飛び立つことで生息場所を拡大しています。たとえ輸入家具や輸入建材を使用していなくても、羽アリの飛来によって侵入されてしまうおそれがあるのです。

被害が発生しやすい場所

日本のシロアリは湿気を好むため、床下や水回りなどのジメジメとした場所が被害にあうことが多いです。しかし、乾燥に強いアメリカカンザイシロアリは、家中のすべての木材に住みつくおそれがあります。屋根裏や壁の中での被害も多く、たんすやベッドなどの木製家具や、ピアノなどの楽器が食害にあうこともあります。

羽アリの発生時期

シロアリは繁殖が進んでコロニーが飽和状態になると、羽アリを飛ばすことで生息域を拡大したりコロニーの個体数を調節したりします。これは群飛(ぐんぴ)といい、発生時期はシロアリの種類によって異なります。

アメリカカンザイシロアリの日本での群飛は、7~10月の昼間に発生することが多いです。ただし、3~11月にも確認された例があり、気温や繁殖などの条件さえよければアメリカカンザイシロアリの羽アリは一年中発生する可能性があります。

一方、日本のシロアリであるヤマトシロアリの群飛時期は4~5月、イエシロアリの群飛時期は6~7月に限られています。

また、飛行距離はヤマトシロアリで百メートルほど、イエシロアリは数百メートルで、どちらも一度きりしか飛べません。それに対し、アメリカカンザイシロアリは長距離を飛ぶ個体は少数で、2~3メートルの範囲を1~数回飛ぶ個体が多いです。

アメリカカンザイシロアリは飛行距離が短いぶん被害が広がりにくいように思えますが、飛び立ったオスとメスが出会う確率が高くなり、着実にコロニーの数を増やしています。

繁殖スピードとコロニーの規模

アメリカカンザイシロアリの繫殖スピードは、日本のシロアリより遅いです。群飛後に新しく作られたコロニー内の個体数は、1年で数匹~数十匹とゆるやかに増加します。原産国のアメリカでは千匹以上になることもありますが、日本の住宅のように小さな木材の中では最大でも数百匹程度にしか増えません。

ちなみに、ヤマトシロアリでは数万匹、イエシロアリでは百万匹もの群れを形成することがあります。比較してみると、アメリカカンザイシロアリの規模の小ささが際立ちますね。ではなぜ、小規模な群れなのに危険な外来種とされているのでしょうか。

アメリカカンザイシロアリがおそれられる理由

アメリカカンザイシロアリは、予防や駆除が難しいシロアリとして恐れられています。原産国であるアメリカのハワイ州では、建物内部も含めたすべての木材への防蟻(ぼうぎ)処理が義務付けられているほどです。

日本の建築基準法で義務付けられているのは地盤面から1メートルまでの構造材のみで、木材の種類や大きさによっては防蟻処理が不要なこともあります。日本の建築時の予防では、アメリカカンザイシロアリに対しては不十分なのです。

ほかにも、以下の4つの理由が日本でのアメリカカンザイシロアリ対策をより困難にしています。

  • 早期発見が難しい
  • 生息場所の特定が難しい
  • 薬剤散布での対策が難しい
  • ベイト工法が通用しない

早期発見が難しい

アメリカカンザイシロアリの駆除を妨げる原因として大きいのが、早期発見の難しさです。

先程ご説明したとおり、アメリカカンザイシロアリの繫殖スピードは遅く、コロニーの規模も小さいです。そのため、目立った被害が表れるまでには時間がかかり、気付いた頃にはすでに羽アリを飛ばして生息場所を増やしてしまっています。

羽アリの飛行距離が短いので、同じ建物内に複数のコロニーを作られるということも珍しくありません。日本でも、1つの建物から30以上のコロニーが発見された事例もあります。小規模なコロニーで点在するという特徴のために、すべてのシロアリを確実に駆除することが困難になっているのです。

生息場所の特定が難しい

ヤマトシロアリであれば、床下や水回りなどを中心に探すことで巣を見つけることができます。しかし、アメリカカンザイシロアリは乾燥した環境でも生きられるため、生息場所の見当をつけることが難しいです。

さらに、ヤマトシロアリやイエシロアリを探す際の重要な手がかりとなる蟻道(ぎどう)が、アメリカカンザイシロアリでは作られません。蟻道とは、土壌性シロアリが土や排せつ物を固めて作る通り道で、乾燥から身を守る役割をしています。

乾燥した環境でも平気なアメリカカンザイシロアリは、蟻道を作ることなく木材の内部を食べながら移動しているのです。

薬剤散布での対策が難しい

日本でのシロアリ対策として一般的なのは、薬剤散布です。床下にシロアリ駆除剤を散布することで、住みついたシロアリを駆除するだけでなく、土壌からの侵入を防ぐこともできます。

しかし、アメリカカンザイシロアリは土壌には生息していません。羽アリの飛来によって侵入するため、建物の内部や屋根裏など、あらゆる場所に住みつきます。

建物全体をアメリカカンザイシロアリから守るためには、人が生活している部屋の中への薬剤散布や、壁を剥がして建材内部への散布もおこなわなければなりません。人体や建物への影響を考えると、現実的ではない方法です。

ベイト工法が通用しない

日本のシロアリ対策では “ベイト工法”も有効な方法としてもちいられます。土壌に設置した毒エサをシロアリに持ち帰らせることで、巣ごと駆除するという方法です。

しかし、アメリカカンザイシロアリは土壌には生息しないため、ベイト工法では駆除することができません。

アメリカカンザイシロアリの発生サイン4つ

アメリカカンザイシロアリが家に住み着くと、いくつか特徴的な症状があらわれます。症状を見逃さないことが早期発見につながります

柱の周りに木くずが落ちている

アメリカカンザイシロアリ 蹴り出し穴

住宅に飛来したアメリカカンザイシロアリの羽アリは、木材に「蹴り出し穴」と呼ばれる穴を開けて内部に侵入します。そして蹴り出し穴から木くずを落とします。

柱の近くに見慣れない木くずが落ちていたら、木くずの上に3ミリメートルほどの穴がないか確認してみてください。蹴り出し穴は内部の巣につながっているので、もし穴があれば、柱の内部にアメリカカンザイシロアリが営巣している可能性が高いです

ただし、蹴り出し穴は非常に小さく、プロでも見つけるのが困難といわれるほどなので、自分で探すのはとても難しいです。もし発見できたとしても、被害箇所が1ヶ所とは限らず、複数のコロニーを作られているおそれもあります。できれば一度プロに調査してもらうことをおすすめします

柱の周りに砂のような粒が積もっている

アメリカカンザイシロアリは木くずだけでなく、自分のフンも落とします。落ちた木くずやフンがたまると、下記イラストのように、まるで柱の周りに砂が積もったように見えるのです。

アメリカカンザイシロアリ 糞

砂が積もったように見えるほどの量が排出される段階になると、木材の食害はかなり進んでいますので、一刻も早く対処する必要があります。フンや蹴り出し穴は被害箇所の特定に役立つので、そのままの状態にして業者を呼びましょう。

木材をたたくと空洞音がする

柱などの木材を軽くたたいてみて、「ポコポコ」と軽い音が聞こえたら、アメリカカンザイシロアリの発生を疑いましょう。食害が進み、木材の内部がスカスカになっているおそれがあります。

そのままにしていると、ドアやふすまの立て付けが悪くなって開け閉めしづらくなったり、家そのものにゆがみや傾きが生じたりします。最悪の場合、台風や地震などで倒壊してしまうかもしれないので、1日でも早く業者に適切な処置をしてもらいましょう。

黒い羽が落ちている

羽アリ 痕跡(アメリカカンザイシロアリ)

アメリカカンザイシロアリに限らず、ほとんどのシロアリの羽アリは地上に降り立つと自分の羽を切り落とします。羽アリは降り立った場所で相手を見つけ、新たな女王アリ・王アリとして繁殖に専念するからです。

アメリカカンザイシロアリの羽アリの羽は黒色で透けています。イラストのような黒い羽が落ちているのを見かけたら、家のどこかに羽アリが巣を作り始めているおそれがあるので、早めに業者に相談してください。

原産国アメリカの駆除方法は日本では難しい

アメリカカンザイシロアリの原産国アメリカでは、毒ガスを用いた天幕燻蒸処理や熱風処理といった大胆な駆除方法が採用されています。それぞれ特徴を解説しますので、アメリカの駆除方法に興味がある方は、ぜひご覧ください。

日本では住環境や都市構造の違いから、これらの方法を取り入れるのは難しいため、別の方法が採用されています。日本での駆除方法は、「日本のアメリカカンザイシロアリ駆除方法」をご参考ください。

天幕燻蒸処理

天幕燻蒸処理

天幕燻蒸処理(てんまくくんじょうしょり)とは、建物をビニールシートで覆って、その中に毒ガスを充満させるという駆除方法です。アメリカカンザイシロアリはすべての木材に住みつくおそれがあるため、建物全体をすみずみまで殺虫できるこの方法が有効なのです。

ただし、シロアリ以外の生物もすべて殺してしまう危険な方法でもあります。住宅が密集した日本でおこなうことは難しく、費用も百万円を超えるほど高額です。施工できるのも専門の燻蒸処理業者に限られています。

また、人体への影響を考慮して、成分が残留しないガスが使われます。処理をおこなった時点ではすべてのシロアリを駆除できたとしても、羽アリの飛来によってすぐに再発してしまうこともあるのです。

熱風処理

熱風処理は、熱によってアメリカカンザイシロアリを死滅させる方法です。燻蒸処理と同じく、建物をシートで覆い、熱風を送り込んで数時間~24時間以上高温状態を保ちます。

熱風処理も危険がともない、近隣への影響が大きいため日本ではおこないません。

日本のアメリカカンザイシロアリ駆除方法

日本での歴史が浅いアメリカカンザイシロアリに対しては、まだ有効な駆除方法が確立されていません。現在多くの業者が採用しているのは「穿孔注入処理(せんこうちゅうにゅうしょり)」と「ホウ酸塩処理」の2つの方法です。

穿孔注入処理

薬剤注入

穿孔注入処理は、シロアリ被害に遭った木材に穴を開けて薬剤を注入する方法です。

穿孔注入処理の薬剤は、おもに日本しろあり対策協会が認定した「乾材シロアリ用駆除薬剤」が使われます。同協会が定める安全基準をクリアした合成薬剤で、アメリカカンザイシロアリにも有効だと認められたものです。業者によってはムース状の薬剤や、ホウ酸を使用する場合もあります。

穿孔注入処理を効果的におこなうためには、被害箇所の特定が必要不可欠です。駆除しきれない部分があると、そこからまた被害が広がってしまうからです。だからこそ、プロの技術と経験がとても重要になります。

ホウ酸塩処理

薬剤散布

アメリカカンザイシロアリの予防や駆除には、ホウ酸も有効です。生物は体内のホウ酸濃度が一定量を超えると代謝が止まって死んでしまいます。

人間をはじめとする哺乳類はホウ酸を食べても腎臓で成分を分解し、尿として排出できます。しかし、腎臓をもたないシロアリはホウ酸を分解・排出できず、一定量食べるとエネルギー代謝ができなくなって死んでしまうのです。

つまり、ホウ酸は人間には安全でシロアリには効果抜群という優れた素材なのです。さらに、ホウ酸は揮発性がないので、一度施工すれば効果が半永久的に続くメリットもあります

一方で、ホウ酸は水に弱く、屋外で使用できないデメリットもあります。また、アメリカカンザイシロアリに加害されるおそれのある木材すべてに染み込ませておく必要もあります。

ホウ酸の効果を最も引き出すことができるのは、新築時の施工です。木材にあらかじめ加圧注入し、内装工事前の建物全体にホウ酸を散布すれば、長期的にシロアリを予防できます。新築住宅のシロアリ対策で近年定番になりつつある方法です。

アメリカカンザイシロアリの駆除費用には相場がない

在来種のイエシロアリやヤマトシロアリは、被害件数が多い分、多くのシロアリ駆除業者が駆除を経験しています。そのため、駆除にどれくらい費用がかかるのかというのもある程度明確です。

しかし、アメリカカンザイシロアリはまだまだ被害件数が少なく、駆除ができる業者も限られています。駆除実例が少ない分、駆除にかかる費用は不透明なのが現状です。駆除に対応可能な業者であっても、費用は要見積りとしているところがほとんどです。

アメリカカンザイシロアリの駆除を希望する場合は、まず対応可能かどうか問い合わせたうえで、一度調査・見積りをしてもらいましょう。

シロアリ保険・保証の対象外になることも多い

シロアリに関する保証には、シロアリ駆除後の再発保証や、中古住宅のシロアリ保険などがありますが、どれもアメリカカンザイシロアリは対象外になるケースが多いです。アメリカカンザイシロアリは日本のシロアリとは生態が異なるため、従来の床下の薬剤散布や土壌処理に対する保証は適用されないのです。

そのため万が一発生してしまったら、全額自己負担で駆除する必要があります。経済的な負担はとても大きいので、できれば発生させないように普段から気を付けたいところです。次章ではアメリカカンザイシロアリの予防法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

自分でできるアメリカカンザイシロアリの予防方法

アメリカカンザイシロアリの侵入経路のひとつに、輸入家具・木材があります。まさかと思うかもしれませんが、輸入製品にくっついて知らぬ間に家に侵入し、被害が拡大するケースもあるのです。

輸入製品を購入するときは防蟻処理の有無をチェックしましょう。特に、個人での直輸入はチェックがおろそかになってしまいがちなのでご注意ください。購入後は家具に小さな穴が開いていないか、木くずやフンが付着していないかを点検しましょう。異変に気付いたらすみやかにシロアリ駆除業者に連絡してください

定期的に業者に点検してもらって早期発見を!

アメリカカンザイシロアリは、乾燥した木材に住み着き、ゆっくりと建物をむしばんでいくシロアリです。被害に気付くことが難しいうえに、土壌性のシロアリに使われる床下への薬剤散布だけでは駆除や予防ができません。

建物の複数箇所に分散して生息するアメリカカンザイシロアリを駆除するには、複数回の薬剤注入とこまめな点検が必要です。まずは1年に3~4回と、短いスパンで穿孔注入処理をしてできるかぎり個体数を減らします。その後も定期点検をして、再発にいち早く気付くことが重要になるのです。

少しの異変でも気軽に相談できるようにするためには、業者との信頼関係の構築がとても大切です。安心して任せられる業者かどうか、初めにきちんと選ぶことをおすすめします。業者選びに迷ったら弊社にご相談ください。調査・駆除から末永い予防対策まで、アメリカカンザイシロアリに対応可能な業者をご紹介いたします。

アメリカカンザイシロアリ以外にも乾材シロアリはいる

乾いた場所に生息し、木材に穴を開けて中に住み着く外来種の「乾材シロアリ」はアメリカカンザイシロアリ以外にもいます。現在日本で流入が確認されているのは、ダイコクシロアリやニシインドカンザイシロアリなどです。

ダイコクシロアリは熱帯地域に生息している種類で、現在は沖縄や小笠原諸島などの一部地域でしか確認されていません。しかし、今後本州に侵入してくることも十分考えられます。

ニシインドカンザイシロアリはカリブ海沿岸の国で被害が多い種類です。日本では定着こそ確認されていないものの、本州で発見された事例があります。

交通網の発達や情報技術の進化によって、個人でも海外からの輸入製品の購入が容易になった現在だからこそ、乾材シロアリへのより一層の対策が必要です

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