24時間365日、日本全国
いつでも受付中!

0120-949-952

シロアリ女王【最後は子どもに食べられる】仲間に尽くす意外な役割

2021/08/11
シロアリの女王は寿命が長い!卵を産み続けて最後は共食いの対象に…

女王アリと聞くと、群れのなかでいちばん偉い存在だと思われがちですが、シロアリの女王は違います。

シロアリの女王アリの役割は子孫を残すことだけだからです。そのため、1年中巣のなかで卵を産み続けます。巣のなかには次の女王になる副女王アリが存在しており、生殖機能が衰えたら副女王アリに役目を引継ぎ、子どものエサとなって役目を終えます。このサイクルが永遠に繰り返されているのです。

家にシロアリの被害がでたら、巣と女王アリごと駆除しましょう。今回は、シロアリの女王アリの生態やシロアリの社会構造を詳しく解説します。自分で駆除をおこなう場合は、ぜひ参考にしてください。徹底的な駆除をしたい場合はシロアリ駆除業者に依頼することをおすすめします。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます

シロアリの女王アリの見た目の特徴

シロアリの女王アリは、頭・胸・腹部にくびれが一切なく、例えるならカブトムシの幼虫のような見た目をしています。体の色は地域によって個体差がありますが、日本のシロアリの女王アリは白色が多いです。

女王アリは最大で羽アリの約3~5倍の大きさになります。参考として、日本に生息するヤマトシロアリとイエシロアリの羽アリ・働きアリ・女王アリの大きさを表にまとめてみました。

ヤマトシロアリ イエシロアリ
女王アリ 最大で約15mm 最大で約40mm
働きアリ 約3.5mm~6mm 約7.5~9.5mm
羽アリ 約5~7mm 約7.5~9.5mm

女王アリは腹部だけで1cmを超えることもあります。腹部には常にたくさんの卵が入っているので、見かけても不用意につぶさないように注意してください。

シロアリの女王は1年中卵を産み続ける

シロアリの女王アリのおもな仕事は産卵です。オスの王アリとペアになって繁殖をおこない、1年中卵を産み続けます。

1匹の女王アリの産卵数は1日あたり数十個~数百個といわれており、一生のうちで百万個もの卵を産む個体もいます。しかも、シロアリの女王は1つの巣に複数いるので、群れ全体では1日に1~5万個の卵が産まれることもあるのです。

シロアリの卵の大きさと見た目

女王アリのお腹に入っている卵は、どれくらいの大きさでどのような形をしているのでしょうか。日本で最も生息数の多い「ヤマトシロアリ」を例にご紹介します。

シロアリの卵の見た目【大きさ・形・色】

ヤマトシロアリの卵は約0.4~0.6mm ほどの大きさで、だ円形をしています。うっすらと透き通った白色もしくはクリーム色で、表面にツヤがあるのが特徴です。

シロアリの女王アリ・王アリはとても長生き

シロアリは他の昆虫に比べて寿命が長い特徴があります。一般的な昆虫の寿命は長くても1~2年ですが、シロアリの働きアリや兵アリは2年、長いと5年近く生きるといわれています。さらに女王アリや王アリになると、寿命は10~20年まで伸びます。

シロアリが長寿な理由は、活性酸素を無害化できる体内の仕組みにあります。活性酸素は、体内に取り込まれた酸素が、生き物が活動するために必要なエネルギーに変わるときに生まれる物質です。

活性酸素は酸化力がとても強く、さまざまなものを酸化=サビさせてしまいます。つまり、生き物の老化の原因になる物質なのです。しかし、シロアリは体内で不要な活性酸素を無害化させることができます。この仕組みによって、シロアリは長く生きることができるのです。

女王アリが死んだらどうなる?

生殖機能が衰えた女王アリは、同じ巣のなかの副女王アリに役目を引き継ぎます。そして寿命を迎えると、他のシロアリのエサとなって最期を迎えます。残酷な最期に思えるかもしれませんが、シロアリの世界ではごく普通のことです。女王アリに限らず、どの階級のシロアリも死んだあとは仲間に食べられます。兵アリにいたっては、寿命を迎えたときだけでなくエサ不足のときにも共食いの対象となるのです。

前女王アリが死んだあとは、副女王アリが新たな女王となり、産卵を始めます。副女王アリは、単為生殖で生まれたメスのシロアリです。「単為生殖」とはオスの精子と受精しない生殖方法で、メスの遺伝子のみを受け継いだ個体が生まれます。

将来、働きアリや兵アリ、ニンフ(羽が生える前の羽アリ)となる個体は有性生殖(オスの精子と受精する生殖方法)で生まれ、巣の状況に合わせてどの階級に成長するかが決まります。しかし、副女王アリは副女王になるために、純粋な女王の遺伝子を受け継いで生まれてくるのです。つまり、巣を創成した前女王アリは、肉体が滅んだあとも遺伝子的には生き続けています。

近年の研究では、前女王アリが死んだあと、王アリが副女王アリのホルモンに働きかけて新たな女王アリの誕生を促していることがわかっています。

シロアリの卵が孵化するのにかかる日数

シロアリの卵は約30~90日で孵化します。早ければ1ヵ月ほどで数十から数百匹のシロアリが誕生することになります。しかも、女王アリが1日に産む卵は数十~数百個ですから、毎日いくつかの卵が孵化していることになります。そう考えると、シロアリの繁殖スピードがいかに速いかがよくわかりますね。

女王を支えるシロアリの階級

シロアリは階級ごとに役割分担がしっかりと決まっている社会性昆虫です。女王アリ・王アリを頂点とし、それを支えるように働きアリ(職蟻)、兵アリ(兵蟻)、ニンフというような階級が存在しています。

階級 役割・特徴
女王アリ・王アリ オスとメスがペアになって繁殖をおこなう。職蟻が誕生すると生殖に専念し、毎日卵を産み続ける。
副女王アリ 二次生殖虫。女王とともに生殖をおこなう。女王がいなくなると、跡を継いで女王になる。
羽アリ 新しいコロニーをつくるために巣立つ次世代の女王・王の候補。
ニンフ 羽アリの前段階。羽が生えるまでは職蟻とともにエサ集めや巣の拡張をおこなう。
兵蟻 兵隊アリ。おもに防衛をおこなう。シロアリの種類によって、攻撃をするものや危険を知らせるだけで戦わないものがいる。
職蟻 働きアリ。ワーカーとも呼ばれる。エサ集め、女王アリの世話、巣の拡張・補修など、コロニーの存続に関わる仕事全般をおこなう。

シロアリの大半は一生幼虫のまま

一般的に昆虫は、卵から幼虫になり、成虫へと形態を変えていきます。途中でサナギになるもの、ならないものの違いこそありますが、卵から成虫までの道筋というのはそれぞれひとつに決まっているものです。

しかし、シロアリは巣の中の状態に合わせて、どの階級に成長するかが変わるという特徴をもっています。しかも、兵蟻や職蟻は幼虫であり、幼虫のままで一生を終える個体のほうが多いのです。

シロアリの成長過程は下図のとおりです。

初齢幼虫 職蟻
(多齢幼虫)
職蟻
(終齢幼虫)
兵蟻
ニンフ

卵からかえったシロアリは「初齢幼虫」と呼ばれるごく小さい時期を除いて、すべての階級が役割をもって働いています。

ニンフは成虫である羽アリへと成長します。

副女王アリになる個体は上記の図とは別に、卵の段階から副女王アリになる個体として産み分けられています。副女王アリの生まれ方については「女王アリが死んだらどうなる 」の章をご覧ください。

シロアリが集団で生活できるのはフェロモンのおかげ

新たな女王アリの誕生や、職蟻から兵蟻やニンフへの成長の決定にはフェロモンが関係しています。また、シロアリは暗闇で生活し、羽アリ以外は視力をもたないため、仲間との意思疎通もフェロモンを使っておこなっています。

現在確認されているシロアリのフェロモンは、以下の6つです。

フェロモン 特徴
女王フェロモン
(階級分化調節フェロモン)
女王アリが分泌する揮発性のフェロモン。
ほかのシロアリの生殖を抑制し、新たな女王が誕生しないようにする働きがある。
卵認識フェロモン 卵から分泌されるフェロモン。揮発性はない。
卵を卵と認識させて、職蟻が世話をするように促す働きがある。
兵隊フェロモン 兵蟻が分泌する揮発性のフェロモン。
職蟻が兵蟻になるのを抑制する働きがあり、兵蟻の数を調節している。
性誘引フェロモン 羽を落としたメスの羽アリが、オスの羽アリを誘うフェロモン。 この働きによって、王アリが女王アリのあとにぴったりとくっついて歩く「追尾行動」が起こり、つがいになることができる。
道しるべフェロモン 職蟻が分泌するフェロモン。仲間に自分の場所を教えることで、集団行動を可能にしている。
ボールペンで書いた線の上をシロアリがたどるという実験が有名。これは、ボールペンのインクを乾きにくくする物質が、道しるべフェロモンと似ていることによる現象。
警報フェロモン 仲間に危険を知らせる揮発性のフェロモン。

このように、シロアリはフェロモンによって階級の割合を調節したり、仲間とコミュニケーションをとったりしているのです。

シロアリはほかの昆虫に比べて寿命が長いことで知られています。

数か月~1年で寿命を迎えて世代交代をする昆虫も多いなか、シロアリは職蟻や兵蟻でも2年程度は生きるのです。女王アリの寿命はさらに長く、10~20年あるといわれています。

そしてもっとも寿命が長いのが王アリです。ほかの昆虫では、オスは交尾が終わると命が尽きてしまうものがほとんどですが、シロアリの王アリはなんと数十年も生きるのです。

このようにシロアリが長寿なのには、活性炭素を制御できることが関係しています。活性炭素は生き物の老化の原因となる物質ですが、シロアリは不要な活性酸素を無害化することによって老化を遅らせることができるのです。

シロアリ駆除は女王アリ・王アリ・卵まで残さず徹底的に!

シロアリは階級ごとの個体数を変動させながら、複雑な社会を築いています。とても小さく繊細な生き物だからこそ、集団で補い合って暮らしているのです。

そのため、働きアリや兵アリの一部を退治しても、他の個体に役割が引き継がれて巣は存続していきます。階級のトップである女王アリにさえ、代わりはいるのです。

一方、王アリの代わりになる「副王アリ」はめったに生まれません。そのため、駆除のさいは王アリを狙うのがよいです。王がいなくなった巣では女王アリが子孫を残せず、やがて巣は衰退していくからです。

とはいっても、隠れた巣の内部から王アリを見つけ出し、ピンポイントで駆除するのはとても難しいことです。王だけを駆除しても、単為生殖が可能な女王アリが残っていれば、繁殖が続いてしまうおそれもあります。卵が残っていれば、新たな個体が孵化する可能性もあります。

このようなことから、シロアリ駆除では、女王アリ・王アリ・卵まで残さず徹底的に駆除することが重要です。

駆除は薬剤散布か毒エサで

基本的にはどの階級のシロアリも同じ駆除方法で、薬剤散布や毒エサの使用が一般的です。

薬剤散布は、建物の木部や土壌に有効成分を吹きかけることでシロアリを駆除・防除できる方法です。毒エサは、シロアリが仲間にエサを分け与える習性を利用する方法で、巣ごと駆除することができます。詳しくはいろいろなシロアリの駆除方法もご覧ください。

孵化前の卵も、薬剤を吹きかければ駆除することが可能です。また、毒エサで職蟻が死滅すれば、たとえ卵からかえっても世話をしてもらえずに死んでしまうということが考えられます。

ただし、薬剤散布で確実に駆除するためには、巣の場所を特定して群れの全容を把握しなければなりません。これは、知識や経験が豊富なプロでなければなかなか難しいことです。また、毒エサにうまく食いつかせるのにも、シロアリの生態に関する知識や駆除の経験が欠かせません。

複数いる女王アリをすべて逃さず駆除するためにも、施工はプロに任せることをおすすめします。被害が気になる方は、まずは床下調査だけでも受診してみてはいかがでしょうか。弊社にご相談いただければ、無料で調査可能な業者をご紹介いたします。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます

お近くのシロアリ駆除業者をすぐにご紹介!

現在、 お電話がつな
がりやすくなっております。

シロアリ駆除のことなら何でもご相談ください! メールで無料相談