市販の薬剤を使用して行うシロアリ駆除

2017.07.03

もしも家の中に害虫の姿を見つけたとき、多くの方は殺虫剤を撒いて駆除するのではないでしょうか。それと同じ感覚で「シロアリを見つけても、殺虫剤を撒いて駆除すればいい」とお思いの方も多いかもしれません。
しかしシロアリ駆除は、そう簡単なことではありません。ホームセンターやインターネットで検索すれば、誰でも簡単にシロアリ駆除剤を購入することができます。ところが、その選択や施工方法を間違えれば、シロアリを根絶できないばかりか思わぬ被害に見舞われることもあるのです。
ここでは、シロアリ駆除剤の選択と、その使用方法の注意点について簡単にご紹介いたします。

家

シロアリ駆除剤の種類

■エアゾール剤
広範囲への使用は向いていませんが、使いやすい薬剤だといえます。広駆除作業や予防処理をおこなう範囲が狭いなら、使用してみましょう。エアソール剤は、液がガスや圧縮ガスの圧力によって噴出させるものです。退治用スプレーとして市販にて販売されています。

■液剤
液剤として市販されているものは、ピレストロイド系のものが多いようです。液剤は原液のままで使用するタイプと、水で薄めてから使用するタイプのものがありますので選んで使用するのがいいでしょう。噴霧器を使用することで、広範囲に散布することができるのがメリットであり、特徴です。

■粒剤
駆除ではなく予防として使うことが多いのが粒剤です。ニオイが液剤に比べると少ないのがメリットです。しかし散布には時間がかかる傾向にあります。

■ベイト剤
シロアリに食べさせるタイプの薬です。毒のエサとして設置し、巣に持ち帰らせます。巣にいるシロアリも駆除することができるため、個人でシロアリ駆除するのであればもっとも使い勝手がいいといえます。成分の安全性も高めで、作業も置いておくだけだというのも手軽です。

■薬剤を使用するためのヒント
シロアリは空気の流れを嫌う傾向があるようです。そのため、蟻道の隙間を「蟻土」で塞ぎながら移動しているといいます。建物がかじられているという証拠だけでなく「蟻土」を探すことも大切です。被害状況を正しく把握し、必要な個所にのみ薬剤を使用します。その判断がシロアリ駆除において難しい部分であるといえます。
むやみな散布は駆除としての効果が少ないばかりか、人体への薬害へとつながりかねないので注意が必要です。

シロアリ駆除剤の安全性について

農薬と同じように、シロアリ駆除剤として使われている薬剤も法によって規制されています。衛生害虫駆除剤は「薬事法」によって規制されています。そのため有効成分を含んで作られた薬剤も規制を受けるので、基準が厳しく規定されているのです。
しかし、防蟻の有効成分はまた別の法律で規制されているため、扱いは大きく異なります。防蟻剤は、「薬事法」のもとにある製剤とは違い、製造者や使用者の自主的な判断にその使用がゆだねられるものです。製造元の基準で安全性や適格性を定めることができるということです。防蟻剤は防腐剤と同じように取り扱われます。
法によって規制されているとはいっても、防蟻剤の使用方法によっては人の体調に影響が出る可能性があります。

シロアリ駆除剤を選ぶポイント

■忌避性
シロアリが嫌がる物質で作られています。ビストロイド・有機溶剤・油剤・木酢液やヒバ油がそれにあたります。刺激性のある薬剤であれば、直接触れることによって死ぬこともあるのでシロアリが近寄って来ない効果を狙っています。予防には向いていますが、シロアリに住み着かれてしまった建物では効果を発揮しないとえます。

■非忌避性
予防ではなく使用できるのが、非忌避性です。新しいタイプの駆除剤だといえます。成長抑作用をもっている毒エサとして使用されていることが多いようです。忌避性と異なり、シロアリが嫌がりません。そのためシロアリに毒だと気が付かせず、駆除を行うことができるのです。羽アリが住み着いているという場合には、このタイプの駆除剤がおすすめといえるでしょう。
毒

自分で行うシロアリ駆除の難しさ

さまざまな薬剤のタイプをご紹介しました。薬剤のタイプによって、状況に適切な散布場所に使用できなければ効果を発揮できないどころか、状況が悪化したり、体調に影響してしまう場合があるようです。
薬剤は、市販に売られているものあれば規制されているので安全だと思うかもしれません。シロアリは人体に比べて非常に小さいので、少量の毒性で駆除できるのです。市販されている薬剤で安全性が高いとあっても、使用方法を誤れば人体に悪影響が出る物質であることはほぼ間違いないでしょう。
薬剤を散布することで素人目には駆除できたように見えても、実際には一時的に逃げているだけだというケースもあります。薬剤の散布には、シロアリの生態を理解している必要があります。薬剤を使用して効果を得るためには、経験と技術が必要なのです。

■シックハウス症群の危険性
防蟻剤の散布後、国民生活センターサイトに相談として持ち込まれた事例もあります。頭痛や、目や喉への違和感や身体の倦怠感が引き起こされたようです。
防蟻剤による健康被害の一例です。シックハウス症は、「ホルムアルデヒド」が引き起こすといわれています。新築の家やモデルハウスには独特のニオイがあるかと思いますが、「ホルムアルデヒド」によるものです。内装クロスの接着剤などに使用されている成分の1つです。
シロアリ駆除剤散布でも、シックハウス症群が確認されているので、使用する薬剤の成分の確認は重要であるといえます。
業者に依頼してシロアリ駆除を行うときであっても、どのような薬剤が使用されているか確認することで、家族だけでなくペットへの健康被害につながらないようにしたいものです。

■完全駆除できないことによる懸念
個人での駆除は費用を抑えられるというメリットがあるかと思います。市販の薬剤は価格面においても手を出しやすいものが多く商品の種類も豊富です。さらに成分も駆除をするために申し分ないものが多いです。
しかし、シロアリは人目に触れない場所を移動します。床下の木材などを食害するので建物の構造から生息密度を考えて必要な駆除方法を行う必要があります。駆除を失敗することで懸念されるのが、コロニーが分かれてしまうことです。シロアリの種類によっては、巣が敷地外に分かれている場合もあるためプロにまかせなければ、さらなる被害へと拡大してしまう可能性が大きいといえます。

まとめ

薬剤のタイプを知り、適材適所に使用することが効果を発揮させるコツです。しかし、市販されて安全だといわれている薬剤であっても使用方法によっては人体に悪影響を与える可能性があるため安易に使うことは避けるべきでしょう。
また、適切な薬剤を選ぶと同時に、駆除に有効な散布場所を決めるためにはシロアリの生態を知っていることが必要です。
被害状況の把握も駆除のためには必要不可欠な要素です。
完全駆除ができないと、シロアリのコロニーを分裂させてしまい、被害が大きくなる可能性があるため、状況を把握することが大切であるといるでしょう。
そのため、個人での完全駆除は難しいといえます。シロアリ駆除のプロに相談することも大切 です。

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