シロアリの種類と特徴、被害について

2017.05.22

気温や湿度が上がると高温多湿を好むシロアリの発生が気になります。最近の住宅は夏冬でも過ごしやすいように断熱材などを使用していることから、高気密高断熱になっていることが多く、シロアリにとっても過ごしやすい環境になっていることが多いです。特に床暖房などが稼働している建物では、休眠せずに活動を続ける場合もあるようです。住宅の性能が上がっていくのにつれ、シロアリの活動時期を伸ばしてしまうなんて、皮肉ですよね。
日本に存在するシロアリは主に3種。ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリで、種類によって羽アリの郡飛時期が違うのもご存知でしょうか?
ヤマトシロアリ、イエシロアリも活発になる時期にずれがありますし、近年増えていると言われている外来種であるアメリカカンザイシロアリは他の2種に比べ、郡飛時期が非常に長いです。
今回は分布時期、特徴、大きさなども違う3種のシロアリについて、詳細に説明していきます。

家

日本に1番多く分布するヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは、北海道の比較的気温がゆるやかな西から、九州まで広く生息しています。
働きアリ、兵隊アリ、女王アリに分かれており、羽アリに成長するものもあります。
大きさは働きアリ、兵隊アリ共に平均して4~6ミリメートルですが、女王は15ミリメートルに達するものがあるそうです。
働きアリはひょうたんのような形をしており、イエアリやアメリカカンザイシロアリに似ているので見分けにくいです。兵隊アリは頭部が長方形型をしており、特徴的です。
私たちが、1番よく見かけるのが羽アリで、全体的に黒っぽい羽アリを見かけたらご自宅に巣を作っているのはヤマトシロアリでほぼ間違いないでしょう。
ヤマトシロアリの群飛期間はだいたい4~5月。ゴールデンウイーク頃がピークと言われています。しかし3月頃に急にあたたかくなったり、雨が続くなどして湿気の高い日が続いたりすると3月にも見かけることもあるようです。
ヤマトシロアリは生活空間をそのまま巣として利用し、数千匹ものシロアリが生活しています。そのため、ヤマトシロアリの巣がある場所を被害部分と考えて良いですが、やっかいなところは、環境に適応し、巣をいくつも作り移動していくところです。主に床下から加害されることが多く、その他にも雨漏りしている天井裏や柱、浴室などやはり湿気を好みます。被害が甚大になると、木材だけではなく、畳、本、木製家具なども被害を受けることになります。

最も加害が大きいと言われるイエシロアリ

おそろしいことに、世界中にたくさんいるシロアリの中でも最も加害が大きく激しいと言われているイエシロアリの分布場所は主に関東から南、沖縄までにいたります。ヤマトシロアリに比べて加害スピードが早く、最悪のケースでは家が傾くことも。
湿気がない場所にも水分を運んでくるというアクティブさで、日々住宅を加害していきます。
シロアリは基本的に働きアリで見分けるのは難しいです。兵隊アリは頭部が卵型、羽アリは全体的に茶色がかっています。ヤマトシロアリとイエシロアリ、羽アリ同士を見比べると見分けが着きやすいです。
郡飛時期は6~7月。気温がグッと上がり、暑くなった頃に発生します。
巣は大きなものを1つ造ります。巣に生息する数はなんと何百万匹と言われており、とにかく圧倒的に数が多いことも被害が甚大になる理由の大きなところかもしれません。
活動する場所は特にヤマトシロアリと変わりませんが、前述の通り、水を運んでくる性質があるので乾燥している場所も油断できません。

外来種のアメリカカンザリガニ

その名の通り、外来種のアメリカカンザイシロアリは近年増加しているそうです。シロアリに限らず度々問題になる外来種ですが、住宅を蝕む害虫となれば無視できません。輸入された木材や家具について、運び込まれてしまったようです。
他の2種に比べ、温度や湿度、環境に影響を受けにくいため厄介な存在と言えます。また、加害スピードは比較的ゆるやかですが、それだけ被害に気が付きにくく、知らない間に自宅の耐震・免震強度が低下していることも。サイズは外来種のイメージどおり、国内に分布するシロアリの中で最も大きいです。兵隊アリは頭部が四角形で、角が太いのでわかりやすく、羽アリは頭部が赤褐色、体は黒がかっているのでヤマトシロアリと間違われるケースも多いといいます。
巣は木の中に造る場合が多いです。湿気がなくとも木の中で生息でき、天井裏、床下まですべての木材、木製の家具などが加害される危険性があります。

食害

種類によって駆除方法や対策は変わる?

一部の地域を除くと、上記の3種が建物を加害しており、特徴や巣の作り方も違います。
現状、ご家庭で行われるシロアリ駆除・シロアリ対策においては種類を見分けることができたとしても種類によって駆除の仕方を変えるというのはほぼ不可能であり、難しいことだと思います。これだけ特徴が違うのに全く同じというのも疑問ですよね。巣の大きさや規模、環境の適応も違います。
シロアリの種類によって違う適切な薬剤の量や種類、巣をスピーディーに見付ける知識、確実に根絶させるための技術はプロの仕事とも言えます。巣の場所も危険で作業しにくいところにある場合が多いですから、ご家庭で行なうのは難しいでしょう。シロアリ駆除・予防はやはりシロアリ駆除のプロに頼り、シロアリの種類や巣の規模、被害状況によって対策をとってもらうのが一番だと思います。

まとめ

いかがでしたか?
シロアリも種類によってこれだけ特徴や巣の形などが違うのは驚きました。分布も、いずれ広がったり、環境や温暖化によって羽アリの郡飛時期なども変わったりする可能性もないとは言えません。
どの種類のシロアリであっても、住宅への被害やダメージは大きく早期発見・早期対策をとることが推奨されます。
完全な予防をし、シロアリに加害されないために定期的なシロアリ調査をおすすめします。

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